薬剤師の転職で志望動機をどう書く?
薬剤師の転職に限らず、履歴書の中で、志望動機の欄は採用担当者が特に重視する項目です。
面接時に改めて聞かれることもありますので、よく考えた上で記載します。
志望動機に「家から通いやすい」や「給与が良い」、「儲かってそう」などの表面的な理由のみを記載すると、採用担当者の評価が下がってしまいます。
したがって、このような内容を志望動機として記載するのは避けたほうがよいでしょう。
志望動機の書き方としては大きく分けると2つのパターンがあります。
志望動機の2つのパターン
1つ目は自分の学歴や職歴、活動歴などを踏まえて、なぜこの職場に就職したいのかという気持ちを表現するパターンです。
会社・施設のビジョンや強み、特色に触れながら、今までの自分の経歴から今後のキャリアプラン(=キャリアパス)に繋げて述べるのがよいでしょう。
この記載方法で大事なことは、自分にとってのメリットだけでなく、自分を雇用することで会社に生じるメリットについても表現するということです。
薬剤師だけでなく一般職の就職や転職においても、志望動機としてはこちらの方が一般的かもしれません。
2つ目のパターンは、前職をやむを得ない理由で退職し、転職を考えている場合に当てはまります。
たとえば、既婚の女性薬剤師においては残業時間や育児、抗がん剤や放射線への曝露などを理由にして転職することがあります。
一方、扶養義務のある既婚の男性薬剤師においては、給与面や待遇面を理由にして転職することがあります。
自分の中で絶対に外すことのできない条件がある場合には、あえて包み隠さずに志望動機欄に記載してしまうというのも一つの手です。
この場合に大切なことは、前職への感謝の気持ちもあわせて記載することです。
ただ前職の退職理由を記載しただけでは、その後の就職先はどこでも良かったととらえられる危険性があるので、やはり最終的には志望する職場の特徴と自分のキャリアプランを重ね合わせた志望動機を併記するようにしましょう。
面接で困らないために
志望動機は面接の直前にもう一度見直して、記載した内容を口頭で説明できるようにしておきましょう。
採用担当者は志望動機に関して、「たてまえ」と「本音」に違いがないかを調べます。
それがもし仮にたてまえであったとしても、面接中は逃げ切れるようにきっちり「予習」をしてから臨みましょう。
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