キャリアアップの方法

キャリアアップの方法

薬剤師という職業は、キャリアアップせざるを得ないようにできていると思います。

 

お薬も治療法も日々大変な勢いで進化していくので、普通に仕事をしていれば経験も知識もどんどん増えていきます。

 

そんな、誰もがキャリアアップしている状況で、人よりキャリアアップした!と言えるには、薬剤師認定制度を利用して、誰の目にもわかりやすい差をつけることはとても有効です。

 

現在、各種の認定薬剤師・専門薬剤師資格があり、認定薬剤師の中でも認定実務実習指導薬剤師、漢方薬・生薬認定薬剤師など10以上に細かく分かれた資格となっています。

 

専門薬剤師も同様に細分化されていて、がん専門薬剤師など7つの資格があります。

 

これらの中でも一番良く知られているのは、研修認定薬剤師ではないでしょうか。

 

これは、良質の薬剤師業務を遂行することができる薬剤師であるという認定で、倫理、基礎薬学、医療薬学、衛生薬学および薬事関連法規・制度などに関する研修を受け、その単位を取得することで、この認定を受けることができます。

 

この認定を受けることで、他の医療従事者や患者様からの信頼を高め、時代に即した薬学的ケアを行える薬剤師であることの証明となります。

 

研修認定薬剤師を取得するには

 

日本薬剤師研修センターが認定の対象とした研修を、4年以内に40単位取得します。要件は4年以内ですが、1年のうちに最低5単位取得しなければなりません。

 

この条件を満たし、研修認定薬剤師として認定するよう日本薬剤師研修センターに申請すれば、審査ののち登録され、晴れて研修認定薬剤師となります。

 

なお、3年ごとに30単位以上を継続して受講しないと、資格の更新はできません。

 

更新の場合もやはり、1年のうち最低5単位の取得は必要なので、1年以上研修を受けないでいるだけで、資格の更新ができなくなります。

 

ですから、一度取ったら一生有効という資格ではなく、ずっと継続して努力して更新していく必要があるので、コツコツ努力することが好きな人に向いています。

 

これは会社からも取得を勧められることの多い資格ですが、「1年のうち、最低5単位」という要件が思いのほかネックになって、断念したり失効したりする人がとても多いですので、その点をまずよく考えましょう。

 

その他の認定薬剤師

 

また、漢方薬・生薬認定薬剤師も人気です。

 

ほかにも、がん薬物療法認定薬剤師、感染制御認定薬剤師、精神科薬物療法認定薬剤師、妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師、在宅療養支援薬剤師、スポーツファーマシストなど、いろいろな薬剤師認定制度があります。

 

調べてみて、自分が打ち込めそうなもの、この専門分野を売りにしていきたいと思えるものがあったら、ぜひチャレンジしてください!

 

転職でキャリアアップを実現する

 

今の職場の中でキャリアアップを実現できるとしたら、それが最善でしょう。

 

でも、職場の状況によっては、それもままならないかもしれません。

 

今の人員配置の状況では、今の仕事で精一杯ということもあるでしょう。

 

職場の雰囲気が、とてもキャリアアップを目指すような感じではないということもあるでしょうか。

 

そんな場合は、キャリアアップにじっくり打ち込める職場への転職を目指すという方法があります。

 

自分の今のキャリアから、さらにもう一歩先の技術や資格を身に着けられる職種も見つけられますし、自分で資格を取るためのサポートに優れている職場もあります。

 

転職支援サービスに登録して情報収集を心がければ、そうした求人の情報も自然に集まってきます。

 

ぜひ、転職をきっかけにキャリアアップを目指してみるのはいかがでしょうか?

 

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