40代以降の仕事の仕方

40代以降の仕事の仕方

2003年から2008年にわたって、薬学部の新設ラッシュが続きました。それまで29校だった薬学部のある大学は、58校に増加しました。ちょうど2倍になったのです。

 

いまやそんな新設薬学部からどんどん卒業生が世に出てきています。これにより薬剤師の転職事情も、一昔前とは違ってきました。

 

薬剤師資格を取得した若い人が激増したため、それまでのような売り手市場というわけにはいかなくなっています。

 

40代以降の薬剤師の転職事情

 

これまでのようには、40代でも正社員での転職はスムーズではなくなってきています。

 

とはいえ、それは一般的な話であって、40代以上でも一つの領域で長く経験を積み、高い専門性を有し即戦力となれる人材は、転職においてもひっぱりだことなっています。管理職を経験していればなおさらです。

 

調剤薬局の場合を例に取れば、現在調剤薬局のM&Aが進む中で、大手ドラッグストアの中でも調剤併設店舗に力を入れているところは、薬剤師を確保しようと必死です。

 

そもそも調剤の経験がある薬剤師がほとんどいないので、指導する立場の人材が極端に少ないのです。

 

だから調剤薬局チェーンのように新卒を大量に雇用して育てればいい、というわけにはいかないのです。

 

そこで即戦力となって現場を引っ張れる40代以降のベテラン薬剤師は、今とても求められている状況です。50代でも大歓迎、という求人案件も少なくありません。

 

新しい挑戦をしたい場合

 

新しい分野へ転職を考える場合はどうでしょうか。こればかりは若い人にくらべれば相当苦戦をしなければならないでしょう。

 

とはいえ、40代未経験OKの求人案件は皆無ではありません。特に、ドラッグストアや調剤薬局なら求人も多い分、他業種と比べれば未経験者も転職しやすいと言えるでしょう。

 

これまでの職業で培ったスキルが新しい分野でどう活かせるか、そこをアピールしましょう。

 

40代以降は精神的にも肉体的にも転機を迎える年代ですので、「仕事」と「家庭」のバランスをはじめ、自分にとっての優先順位を見極めながら仕事をしていきたいものです。

 

※「年代別の働き方」もご参照ください。

 

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