友人や知り合いの紹介
薬剤師の転職にあたって、友人や知人の紹介を利用する人も少なくありません。
何しろ学生時代からの友人はすべて薬剤師ですし、どの薬局も薬剤師を欲しがっているところばかりです。
友人を紹介した従業員には、報奨金を出す会社すらあります。
子育ても一段落したし、そろそろ仕事をはじめようかな、など考えていた絶妙なタイミングでパートの話を持ってくる友人はいるものです。
紹介による転職のデメリット
友人や知り合いの紹介で転職したとき一番問題になるのが、転職先が合わず辞めたい、というときです。
入社早々辞職した、と友人の面目をつぶしたくないし、かといってこのまま勤務を続けるのは自分が辛くなってしまう、と限界まで悩んだ末に健康も友人関係も損ない辞職する、というパターンが多いのです。
紹介を受ける際の心得
パートだからと、気軽に誘いに応じるのが最も危険です。
パートで働くということは、仕事よりも優先する事項があるわけですから、社員になるとき以上に勤務時間、残業の有無など条件が合うかどうかを、突き詰めて確認しなくてはいけません。
友人や知り合いの紹介で転職するときは、条件などは口頭で伝わることが多いので問題になりやすいのです。
業務内容、契約期間、労働時間、賃金、社会保険の有無などの労働条件は、面接の際には必ず書面で提示してもらいましょう。
大切な友人を介しているからこそ、後々のトラブルは避けたいものです。
転職しようと自分から考えていて、実際に活動していたさなかに紹介話が持ち込まれ、条件も自分の希望にピッタリで円満に転職した、こんなケースならそうそう問題は起こらないのですが、そんなタイミングの良いことばかりではないでしょう。
知人・友人からの紹介で転職を考え始めたなら、その紹介だけで転職を決めてしまわずに、転職したくなった理由を考えましょう。
そしてネットなりハローワークなり、他の方法による転職活動もあわせて行ったほうが、結果的に紹介先の会社へ転職することになった時もうまくいきます。自分の中で転職の意図を明確にすることができるからです。
もちろん、転職支援サービスを利用するのもおすすめです。
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