20代の仕事の仕方
20代は社会人として、また薬剤師としての基礎固めをする非常に大切な時期です。
人生で初めての社会人経験は、その後の仕事の仕方、薬剤師としてのキャリアにも大きな影響を与えます。就職がこれからだという学生の皆さんは、慎重に会社選びをしたいものです。
はじめが肝心
初めて社会の一員となり、朝から晩まで同じ会社の「社会人としても、会社員としても」先輩になる人たちと仕事をすることになります。
正社員かパートさんかに関わらず、始終彼らの仕事ぶりを目にするのですから、その影響は想像以上に大きいのです。
仕事に対する姿勢から電話の取り方まで、最初に『社会人とはこういうもの』と受けたイメージは自分の中で案外根強く影響します。
会社としてしっかりしているところ、薬剤師としての教育と並んで最初は社会人としての教育をしっかりしてくれるところが望ましいのは、自分の教育になるのはもちろん、お手本となる先輩たちもしっかり教育されているからです。
調剤薬局でも企業でも、最初は大手がいいといわれるのはそのためです。
慣れてきたら見えてくる
初めての就職を果たして、最初の1〜2年間は見ること聞くこと初めてのものも多く、覚えることばかりでしょう。
そうして初めのうちは夢中で過ごしていくことになると思いますが、自分のしていることがわかり始めたころ、その先を考える時期が来ます。
その時、所属している社内でのキャリアパスが描ければこのまま頑張っていけば良いのですが、そうでない人もいるでしょう。
希望の就職ができたものの自分のやりたいことと違った、研修でのイメージと違った、これから先もこの職場で仕事を続けていくことに魅力を感じない、そんな思いを抱いてしまったなら、転職を視野に入れて考えなくてはいけません。
20代ならまだ、業界を変えたいと望んでも十分に間に合うのですから。
転職先も大いに選べる分、安易な転職をしないよう十分考え、配属を変えてもらうなど今の会社でできることをやりきってから結論を出してください。
※「年代別の働き方」もご参照ください。
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