薬剤師の結婚と仕事
薬剤師の仕事は他の職種に比べると、結婚してからも働きやすい環境にあります。
残業があるといっても、病院の受付時間プラス1時間だと考えていいでしょう。病院が内科なのか外科なのか処方せん元によってこの残業時間は変わってきます。
交代勤務や休日勤務について
しかし、薬剤師が多い職場だと早番、遅番と交代制にしているところがありますので、早番ですと午後5時から6時には退勤ができるようになっています。
しかし、この交代制も大手の調剤薬局でしかできません。個人や中規模の調剤薬局になりますと、薬剤師をそろえられません。
近年、薬剤師不足を言われていますので、交代制にしたくてもできない薬局が多いのが現状です。
結婚してから働くとなると、土曜日も出勤が強いられます。土曜日に予定が入っても有給を使える会社と使えない会社の格差が出てきます。
こういったところで、薬剤師も結婚しても働きにくい環境ですと、寿退社をする薬剤師が多いのです。
結婚後の働き方
寿退社を食い止めるために中規模の調剤薬局は給料を上げたり、既婚者を優先的に有給を使えるようにと対策をしますが、それでも給料と割に合わないと感じる薬剤師は辞めていきます。
また、正社員からパート社員に変更をする人もいます。これは、女性の薬剤師に多いようです。
でも、パートとして働いても、拘束時間が正社員とそれほど変わらない調剤薬局も多く、そのあたりは事前に確認が必要です。
男性の薬剤師ですと、福利厚生がしっかりしている薬局などに転職するケースが多いです。
扶養手当がしっかりと出ていたり、拘束時間が短いところなどに転職を希望する人は多いです。
負担を減らしつつ働くには
上記のような理由から、結婚してからも薬剤師として働く女性は、意外に少ないのが現状です。
薬剤師は処方せん元のドクター(病院の先生)とのコミュニケーション、患者さんとのコミュニケーションを上手にしなければなりません。
一人の薬剤師と一人の事務とやっていくとかなりの負担がかかるのです。その上、職場の事務の人とうまくやっていかなければならないので、精神的負担は多いのです。
こういった事で、女性の薬剤師は辞めていく人が多いと言えます。
でも、せっかく得た資格ですし、ずっと薬剤師の資格を生かして働きたいという方が多いでしょう。
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