地方で働くことのメリット・デメリット

地方で働くことのメリット・デメリット

たいていの職種では、地方より都会のほうが給料が高いものですが、薬剤師は地方のほうが給料が高くなります。

 

地方といっても、ちょっとした地方都市ではありません。地方都市は全国的に1番給料が安いです。

 

電車はもちろんなく、TVもNHKのほかにはあまり映らないような、そんな地域での薬剤師の年収は、700〜800万円が珍しくありません。住まいは用意してくれるし、引越し費用も負担してくれることが多いです。

 

田舎での薬剤師不足は深刻で、急募の案件だと900万円なんていうのも時折見かけます。

 

給料が高いのは嬉しいことに田舎には共通しているのですが、実際に勤務する薬局の状況、業務の大変さはそれぞれの薬局によってだいぶ様子が異なります。

 

そんな地方で働いている薬剤師の一例

 

門前の病院は近隣で唯一の医療機関なので、薬局にも常に患者が殺到している状態。

 

それなのに薬剤師が集まらないので、いわゆる一人薬剤師の状態となり、ピッキングや一包化まで事務任せという恐ろしい状態です。それらを全部監査するのも投薬するのも、自分ひとりという訳です。

 

薬歴が時間内に書けるわけないので、毎日残業は当たり前となる一方で、年棒制だからあまり関係ない...。

 

こういう勤務状況だとストレスも半端なものではないので、休みの日に決して近くない街まで出て散財してしまったり、確かに年収は上がったのだけれど全然豊かさを実感できないという状態です。

 

地方で働くメリット

 

薬剤師が年収を上げる一番の早道は、地方で働くことと言われています。

 

先に挙げたのは極端な失敗例ですが、都会から引っ越して3年で1200万円貯金するのに成功しているような薬剤師ももちろんいます。

 

のんびりした患者さんばかりで、都会のように『早く出さないと!』と焦る雰囲気でもなく、みんな夜が早いので薬局も営業時間を超えてまで来る患者さんはまずいないので、残業もありません。

 

近くで遊べるようなところはまったくないですが、釣りやスキー、温泉が身近にあるなど、そういった点も魅力の一つです。

 

私がそんな地方で勤務をしたときも、部屋にお風呂があっても設備の整った温泉に格安で入れたりしますので、風呂掃除も面倒だし気持ちいいし、ほぼ毎日通ったりもしました。

 

遠い地方の薬局がどんな薬局かは、自分一人で情報収集するには限界があります。地方への転職が成功するよう、信頼できる転職支援サービスを利用しましょう。

 

※「収入アップを目指す方法」も参照。

 

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